ホーム | 研究室の紹介 | メンバー | 研究業績 | バイオサイコ | 授業用教材 | リンク |
この研究室では心と脳の関係を比較研究を通じて理解しようとしています。心的機能のあるものには機能的収斂が見られます。たとえばヒトと鳥類における発達した視覚認知などがその例です。しかし、その機能を実現している脳構造は異なっています。つまり構造的放散があります。機能(心理現象)と構造(脳)がそれぞれどのような系統発生的随伴性によって出現したのかを収斂と放散の比較研究によって理解するのが研究室の究極の目的です。
現在、無脊椎動物からヒトまでを研究対象としています。ヒト以外の種では哺乳類(ラット、マウス)、鳥類(ハト、ブンチョウ、インコ、カラス)、魚類(キンギョ)を用いた研究を行っています。霊長類(チンパンジー、マーモセット)の研究は、京都大学霊長類研究所や理化学研究所など他の研究機関の協力を得て行っており、本研究室ではそれらの動物を飼育していません。
以下の領域が相互に補いあって全体の研究を進めています。本研究室の学生は同時に複数の領域の実験をしているのが通例です。
研究室の卒業生がすでに米国で正教授(University of South Florida)あるいは準教授(Gorgia Medical School)になっていることもあり、いくつかの大学を海外での研究拠点として利用しています。また、それらの大学の大学院やポスドクになっている卒業生も少なくありません。University of Cambridge, University of Exeter, University of Bielefeld, University of Bochum などがその例です。
Last updated on 2006/8/13